騒動の発端は2016年6月、週刊誌のスクープ報道でした。ファンキー加藤氏が、柴田英嗣氏の元妻であるA子さんと不倫関係にあり、さらにA子さんが加藤氏の子供を妊娠しているという衝撃的な内容でした。当時、熱血で誠実なキャラクターとして国民的人気を集めていた加藤氏のスキャンダルは、音楽界のみならず社会全体に強烈な驚きを与えました。
時系列を遡ると、二人が知り合ったのは2014年末の後輩を交えた飲み会でした。当時、加藤氏は既婚者であり、A子さんも柴田氏の妻という立場でした。加藤氏側の主張によると、知り合った当初はA子さんが柴田氏の妻であること、さらには既婚者であることすら知らされていなかったとされています。その後、柴田氏とA子さんの夫婦関係は2015年5月に正式に離婚が成立。加藤氏とA子さんの交際は継続し、同年末に妊娠が判明しました。
週刊誌の発売当日、加藤氏は単独で緊急の謝罪会見を開きました。目に涙を浮かべながら深々と頭を下げ、「記事に書かれていることはすべて事実です」と全面的に非を認めた姿は今も記憶に残ります。会見の現場では、自身の軽率な行動に対する反省を述べるとともに、妻への裏切りを謝罪し、生まれてくる子供に対しては「しっかりと認知し、養育費を含め責任を果たしていく」と明言しました。逃げも隠れもせず矢面に立ち続けた姿勢は、一定の潔さとして受け止められたものの、築き上げたクリーンなイメージの失墜は避けられませんでした。