ロンドン五輪の歓喜から14年。日本女子バレーが再び世界の頂を目指して激闘を続けるなか、木村沙織が残した功績の大きさは色褪せるどころか、年々その価値を増している。当時、代表監督として彼女を絶対的エースに据え、のちに主将へと指名した眞鍋政義氏との師弟関係は今も健在だ。
時に厳しい言葉で叱咤され、時に全幅の信頼を寄せられた恩師について、彼女は折に触れて敬意を口にする。コートを離れてなお、日本代表が大きな国際大会を迎えるたび、解説席や応援アンバサダーとして温かいエールを送る姿は、後輩たちにとっても大きな精神的支柱となっている。