二人の関係性を語る上で外せないのが、伝説的ドラマ『探偵学園Q』での共演だ。当時、まだ10代半ばだった二人は、すでに卓越した演技センスで周囲を驚嘆させていた。本郷奏多のクールで鋭利な佇まいと、神木隆之介の親しみやすく圧倒的な感情表現。対称的なアプローチでありながら、画面上で激突した際の化学反応は鮮烈そのものだった。
現場での二人は、撮影の合間に無邪気な笑顔を見せるごく普通の少年たちだったという。しかし、カメラが回った瞬間に漂う張りつめた緊張感。互いの演技に対する無言の刺激が、その後の役者人生の決定的な糧となったのは間違いない。幼少期からの共通体験が、揺るぎない相互理解の土台を作ったのだ。