低価格ゆえに「タコ部屋のような相部屋ではないか」と誤解されがちですが、三鷹寮は全室がプライベートの確保されたワンルーム完全個室です。三鷹寮の間取りと広さは、専有面積で約13㎡(居住スペース換算で約5〜6畳+水回り)となっています。決して広々とした空間とは言えないものの、生活動線が集約された機能的なレイアウトが特徴です。
居室には基本的な三鷹寮の備え付け家具家電があらかじめ配置されています。室内にはシングルベッドフレーム、大型の学習机、椅子、本棚、ワードローブ(クローゼット)が規格品として設置されており、入居初日から最低限の学習・睡眠環境が整います。新生活で大型家具を買い揃える初期投資や、退去時の処分費用を大幅に削減できる点は大きな利点です。ただしマットレスや寝具、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機などの白物家電は各自で用意またはレンタルする必要があります。
日常生活を大きく左右する三鷹寮の自炊環境とミニキッチンについては、過度な期待は禁物です。玄関脇に設置された調理スペースには小型シンクと一口の電磁コンロ(または電気コンロ)が備わっているのみで、まな板を置くスペースすら確保が困難な構造です。寮生たちの手記や生活記録を紐解くと、シンクの上に渡せる調理台プレートを導入したり、居室内に置いた電子レンジや電気圧力鍋をフル活用したりすることで、工夫を凝らしながら栄養管理を行っている姿が浮き彫りになります。
空調に関しては、各部屋に個別制御可能な三鷹寮のエアコン設備と電気代のメーターが備え付けられています。近年の猛暑にも耐えうる空調環境は担保されているものの、電気代は各戸の使用量に応じた完全従量課金制です。過剰に使用すれば月数千円単位で請求額が跳ね上がるため、自立した生活者としてのコスト管理意識が自然と養われる環境ともいえます。