こうした彼女の情熱は、当然ながらゲームクリエイターたちの耳にも届いていた。シリーズの生みの親である堀井雄二は、彼女の情熱的な姿勢と作品への深い理解に強い敬意を表していたという。芸能人の客寄せ的な発言ではなく、システムやバランスに対する鋭い視点を持った「真のプレイヤー」としての言葉だったからだ。
一人の大女優がこれほどまでに情熱を傾けた事実は、当時の日本のゲーム産業にとっても大きな誇りとなった。子供や若い男性のサブカルチャーと捉えられがちだった電子ゲームが、あらゆる世代や文化人を惹きつける成熟したエンターテインメントへと昇華していく過程において、彼女の果たした役割は決して小さくなかった。