北京五輪での銅メダル獲得、そして世界選手権での3連覇という歴史的偉業を成し遂げた坂本花織。彼女がミラノで目指すのは、日本女子としてはトリノ2006の荒川静香以来となる、五輪の頂点・金メダル獲得です。ダイナミックなジャンプ幅と圧倒的なスピード、リンク全体を支配するスケーティングは、年齢を重ねるごとに凄みを増しています。
だが、その背中を追う国内の次世代スケーターたちの熱量も凄まじいものがあります。卓越した表現力と安定感を武器にする千葉百音や、トリプルアクセルを操る吉田陽菜ら実力派が急成長を遂げ、代表選考のボーダーラインは文字通りコンマ数点の戦いとなっています。「女王」としての重圧と対峙しながら、自らの集大成としてミラノの舞台を見据える坂本の覚悟に、国内外から熱い視線が注がれています。