アニメクイズやキャラ名当ての現場でしばしば物議を醸すのが、「ファーストネーム・ラストネーム・通称」のどれを正式な頭文字として扱うかという問題です。
顕著な例が両面宿儺(呪術廻戦)です。作中設定や伝承において「両面宿儺」とは一個人の戸籍上の氏名ではなく、異形を指す尊称・呼称に近い位置づけにあります。しりとりで「り(りょうめんすくな)」として使おうとするプレイヤーと、「す(すくな)」で通そうとするプレイヤーの間で判定が分かれるケースが多発しています。競技性の高いクイズ大会では「作品内で最も一般的に呼ばれている呼称」に準拠することが多いため、「すくな」で通用するのが通例ですが、厳密なフルネーム規定がある場では注意が必要です。
また、『コードギアス』の枢木スザクも、日本古来の姓である「枢木(くるるぎ)」が名字であるため、姓のみをルールとする縛りでは「く」行に分類されます。カジュアルなアニメトークでは「スザク」単体で十分に通じますが、ルールが「フルネーム読み上げ」を要求している場合は「くるるぎ すざく」となるため、「す」の持ち駒から外れる点には留意しておかなければなりません。