日本人の体質改善を考える上で参考になるのが、同じアジア発祥である東洋医学と漢方の違いです。漢方は古代中国医学が日本に伝来した後、日本の多湿な気候や日本人の繊細な身体つきに合わせて独自に最適化・発展を遂げた歴史を持ちます。
アーユルヴェーダを取り入れる際も、まったく同じ視座が求められます。インドの処方を一言一句そのまま真似るのではなく、日本の風土に即したアーユルヴェーダ食事法の日本人向けアレンジへと昇華させることが成功の鍵です。
例えば、毎日の白湯に高価な輸入スパイスを大量に入れる代わりに、国産の生姜を一切れ浮かべる。あるいは、激辛カレーではなく、大根やごぼうなどの根菜を具材にした味噌汁にクミンパウダーを数粒振るといった工夫です。「身土不二(その土地の旬のものを食べる)」という和の養生観と融合させることで、消化器官に負担をかけずに自然な活力を引き出せます。