「教室の隅で複数人に囲まれ、執拗に暴言を浴びせられた後、殴る蹴るの暴行が始まった」。同じ学年に通う男子生徒は、震える声で当時の凄惨な現場を振り返る。ターゲットとされた生徒は反論する余地すら与えられず、日常的に金銭の要求や私物の損壊、執拗な身体的攻撃に晒されていたという。
被害生徒の保護者が異変に気付いたのは、帰宅した子どもの不自然な痣や破れた制服だった。問い詰めても報復を恐れて固く口を閉ざす我が子の姿に危機感を募らせ、学校側へ幾度も調査を要請。だが、学校管理職から返ってきたのは「悪ふざけの延長」「生徒同士で話し合って解決させた」という信じがたい言葉の数々だった。現場の教員たちが事態の深刻さを見誤り、あるいは故意に目を背けていた疑いが極めて濃厚だ。