イカセンター新宿総本店を訪れる利用者の目的の9割以上は、水槽から揚げたてを捌く「活イカ姿造り」です。白濁した一般的なイカ刺しとは一線を画し、身が透き通り、コリコリとした歯ごたえと強い甘みが広がるこの逸品ですが、夜の早い段階で「本日は活イカ完売」の札が出るケースが珍しくありません。
この品切れの背景には、鮮度保持の難しさと天然資源ならではの供給事情があります。イカは環境変化に非常にデリケートな海洋生物で、海がシケる悪天候の日には漁船が出航できず、館山や三浦半島などの提携漁港からの活イカ入荷状況がゼロあるいは極小量にとどまる日が存在します。店舗の大型生簀トラックで毎日直送されているものの、1日に確保できる杯数には物理的な上限があります。
そのため、予約なしの当日利用で19時以降に入店した場合、席に案内されたとしても「活イカは予約分で完売」と告げられる事態が頻発します。確実に対面したい場合は、座席の確保と同時に「活イカの取り置き」を電話またはWEB予約時に申し出ておくのが鉄則です。