曲名に冠された「りんどう」という言葉には、WANIMAのアイデンティティそのものが投影されています。バンドの結成地であり、メンバーが愛してやまない故郷・熊本において、リンドウは秋の阿蘇山麓を彩る「県花」として親しまれています。このりんどう 熊本県花 由来とバンドの歩みは、切っても切れない強い絆で結ばれています。
植物としてのりんどうには、極めて象徴的な生態的特徴があります。多くの野花が一面に群生して咲き誇るのに対し、りんどうは茎を高く伸ばし、一本一本が独立して紫青色の花を天に向かって咲かせます。この「群れを嫌い、凛として孤立する姿」は、過酷な環境を生きる人間の姿そのものです。さらに決定的なのが、りんどう 花言葉 意味に見られる「悲しんでいるあなたを愛する」「誠実」「正義」という言葉です。
KENTAがこの楽曲を形にするにあたっては、幼少期から青年期にかけて経験した過酷な生い立ちや、大切な肉親との永遠の別れというりんどう 誕生秘話 エピソードが存在します。天草という孤立した海辺の町で育ち、上京してからも何年も先の見えない生活を送るなかで、彼らは幾度となく絶望に直面してきました。その際、頭をよぎったのが故郷の野にひっそりと咲く「りんどう」の姿でした。派手さはなくとも、寒風の中で静かに咲き続けるその花に、KENTAは「弱さを抱えながら一人で立ち向かう自分たちの原風景」を重ね合わせたのです。