タイバレー史を語る上で外せないのが、世界最高峰のセッターと称えられたヌットサラ・トムコムをはじめとする「黄金世代(ファビュラス6)」の存在です。多くのファンが気になるヌットサラトムコム現在の動向ですが、彼女は第一線を退いた後も代表チームのアシスタントコーチや国際普及アンバサダーを務め、若き司令塔たちへトスワークの極意を惜しみなく伝承しています。彼女たちが築いたレガシーは、見事なグラデーションを描いて現代表へと受け継がれました。
現在、チームを牽引するのは完全に成熟期を迎えた「新BIG4」です。現在のバレーボールタイ女子代表メンバーにおいて、攻守の要として絶対的な輝きを放つ4名のタレントの現在地を整理します。
アウトサイドヒッターのチャチュオン・モクスリは、抜群の跳躍力とインナーへの鋭いスパイク、そして世界屈指のサーブレシーブ成功率を誇る攻守のコンプリートプレイヤーです。SVリーグのヴィクトリーナ姫路などで見せる八面六臂の活躍そのままに、代表でも勝負どころのエースとして君臨しています。
オポジットのピンピチャヤ・コクラムは、助走スピードを活かしたバックアタックと男子顔負けの強烈なジャンピングサーブで相手コートを蹂躙します。KUROBEアクアフェアリーズなど日本でのプレー経験を経て、厳しいコースへの打ち分けやブロックアウト技術に磨きがかかりました。
ミドルブロッカーのタットダオ・ヌクジャンは、かつてJTマーヴェラスや日立Astemoリヴァーレで日本のファンを魅了した大黒柱です。185cmのリーチを活かしたクイック攻撃と、相手セッターの配球を完璧に読むリードブロックでタイのセンターラインを統率します。
そしてアチャラポーン・コングヨット。トルコリーグやSVリーグ(NECレッドロケッツ川崎等)での過酷な海外武者修行を経験した彼女は、戦術眼と精神的支柱としてのメンタリティを兼ね備え、劣勢の局面でチームを鼓舞し続けるキャプテンシーを発揮しています。