ネット上の掲示板やSNSで散見される「期待外れだった」「思ったよりつまらない」という評価を精査すると、そこには施設そのものの欠陥ではなく、来園前の「認知のギャップ」が存在することが取材から明らかになりました。主な要因は以下の3点に集約されます。
第一の要因は、「近隣の大規模アミューズメント施設との混同」です。御殿場・富士五湖周辺には「富士急ハイランド」をはじめとするアトラクション特化型テーマパークが点在しています。そのため、派手な乗り物やエンタメショーを期待して訪れた層から「ただの広い公園だった」という的外れな失望の声が上がってしまうケースがあります。
第二に、「気象条件による満足度の落差」です。富士山樹空の森最大の魅力の一つは、芝生広場越しに望む圧倒的な富士山のパノラマビューです。しかし、標高約600メートル前後に位置する御殿場エリアは霧や雲が発生しやすい気候特性を持っています。肝心の富士山が完全に雲に覆われてしまうと景観の魅力が半減し、写真映えを狙ってきた観光客の評価が下振れする傾向が見られます。
第三は、「対象年齢のミスマッチ」です。園内の遊具やアクティビティは主に「幼児〜小学生中学年」および「シニア層」に最適化されています。スリルを求める中高生グループや、都会的なショッピング・映えスポットのみを求める若年カップルにとっては、「刺激が足りない」と感じられるのが真相です。目的とターゲットが合致していれば極めて高い満足度を誇る施設であり、事前リサーチ不足による誤解がネガティブワードを生み出していると言えます。