片付けができないこと自体は病気ではありませんが、それが原因で日常生活や社会生活に深刻な支障をきたしている場合は医療機関への相談を検討するサインです。以下の状況に当てはまるかどうかが、ひとつの精神科心療内科受診目安となります。
・部屋の不衛生さが原因で身体的な健康を害している、または退去勧告のリスクがある
・片付けられない自分に対する自責の念から、不眠、強い抑うつ、不安障害などの二次障害が生じている
・職場での書類紛失やスケジュールの遅延が頻発し、対人関係や就労の継続が危機的状況にある
受診先を検討する際は、成人の診断に対応している発達障害専門外来を標榜するクリニックを選ぶのがスムーズです。初診時には、幼少期の通知表(「落ち着きがない」「忘れ物が多い」などの記述)や、現在の部屋の様子がわかる写真を持参すると、医師が成育歴を含めた正確な診断を下しやすくなります。
すぐに受診する決がつかない場合は、各自治体に設置されている大人の発達障害相談窓口(発達障害者支援センターなど)や精神保健福祉センターを利用することで、専門の相談員から生活支援や福祉サービスの助言を無料で受けることも可能です。