都市部で遭遇する大型街宣車によるアピールには、単なる政治信条の表明にとどまらない組織論的な目的が存在します。
第一の理由は、政治的主張の可視化と威圧的アピールです。憲法で保障された「表現の自由」を盾に、ロシア大使館や中国大使館、あるいは日教組の集会会場や特定の企業本社前へ大音量で乗り付けることで、対象組織へ強い心理的圧力をかけます。
第二の理由は、活動実績の誇示です。街頭に出て行動を示すこと自体が会員や支持者に対する求心力となり、他団体との勢力争いにおいて存在感を示すバロメーターとなります。各自治体の拡声機暴騒音規制条例や道路交通法の制限を受けつつも、指定音量の限界値ギリギリで軍歌や演説を流し続ける行動パターンが定着しています。