ネット上のレビューで散見される「フラットだからベストスコアが出やすい」という噂は、半分正しく、半分は危険な先入観です。実際に現場を取材すると、設計者が仕掛けた巧妙なトラップが浮かび上がってきます。
第一の罠は、視覚的な距離感の錯覚です。極端な打ち上げや打ち下ろしがないフラットな設計ゆえに、ピンまでの距離が実際よりも短く見えがちです。これにより、セカンドショットでショートして手前のガードバンカーに捕まるケースが後を絶ちません。レーザー距離計やカート搭載のGPSナビを活用し、目測に頼らない客観的な距離把握が鉄則となります。
第二の罠は、グリーン周りのアンジュレーションとハザードです。フェアウェイは広大に取られているものの、グリーン面には微妙な傾斜が施されており、ピンと同じ段に乗せられなければ容赦なく3パットを叩くリスクがあります。特に風が吹き抜ける日は、平坦な地形であるがゆえに上空の風の影響をダイレクトに受けるため、風向きの計算が勝負の分かれ目となります。