バッテリーが上がってしまった故障車と、助けに来てくれた救援車(12Vガソリン車)をブースターケーブルで繋ぐ「ジャンプスタート手順」には、物理法則と安全設計に基づく厳格な手順が存在します。まずは両車のエンジンを完全に停止させ、ギアをP(パーキング)に入れ、サイドブレーキをしっかり引いた状態でボンネットを開けてください。
接続時は「赤(プラス)から始まり、黒(マイナス/アース)で終わる」のが基本原則です。手順を1ステップずつ確実に進めていきましょう。
【ブースターケーブルを繋ぐ4つの手順】
① 故障車のバッテリー「プラス(+)端子」に赤ケーブルを接続
赤色ケーブルの片側クリップを、バッテリーが上がった車のプラス端子にしっかりと挟みます。端子周辺に腐食や粉吹き(サルフェーション)がある場合は、接触不良を防ぐためクリップを少し揺らして金属面に確実に噛ませます。
② 救援車のバッテリー「プラス(+)端子」に赤ケーブルの反対側を接続
赤色ケーブルのもう一方のクリップを、正常な救援車のプラス端子に接続します。この際、ケーブルの端が車体の金属部に触れないよう細心の注意を払ってください。
③ 救援車のバッテリー「マイナス(-)端子」に黒ケーブルを接続
黒色ケーブルの片側クリップを、救援車のマイナス端子にしっかりと挟みます。
④ 故障車の「エンジンブロック等の未塗装金属部(アース)」に黒ケーブルの反対側を接続
ここが最も重要なポイントです。黒ケーブルの最後の一端は、故障車のマイナス端子ではなく、バッテリーから離れた未塗装のエンジン金属部やボルト(アースポイント)に接続します。