大和リースを深く理解する上で欠かせないのが、親会社である大和ハウス工業との関係性とポジショニングです。同社は1959年の創業以来、プレハブ建築のパイオニアとして日本の高度経済成長期からインフラを支えてきました。まずは大和リースの会社概要と事業の根幹を整理しておきましょう。
資本金や組織規模は業界トップクラスであり、大和ハウスグループ内でも屈指の利益貢献度を誇る主要連結子会社です。では、大和ハウスとの違いはどこにあるのでしょうか。一言で表すなら、「建てる(所有する)大和ハウス」に対し、「活かす・循環させる(利用する)大和リース」という役割分担が明確に敷かれています。
大和ハウス工業が戸建て住宅や大型物流施設、分譲マンションなどの開発・販売を主軸としているのに対し、大和リースの事業内容はプレハブ・モジュラー建築のリース・施工、遊休地を活用した商業施設の企画運営、車両や機器のリース、さらには公共施設の整備・運営までを手がけます。「空間を売るのではなく、空間と機能を必要な期間だけ提供する」というサーキュラーエコノミーの発想が、創業当初からDNAとして息づいています。