頭の中の堂々巡りを止めるための唯一の客観的指標が、医療機関や行政機関による抗体検査です。検査を受ける上で必ず理解しておかなければならないのが、感染してから体内に検査可能なマーカーが現れるまでの空白期間であるウィンドウピリオドです。
現在の医療現場では、HIVの抗原(ウイルスそのものの一部)と抗体の両方を同時に検出する第4世代抗原抗体検査が主流となっています。この検査は従来の抗体単独検査よりも早期に反応をキャッチできるため、行為から4週間(約1か月)が経過していれば精度の高い判定が得られ、国連合同エイズ計画(UNAIDS)等のガイドラインでは3か月(12週間)の経過をもって確定診断(完全な陰性の証明)と位置づけています。
プライバシーを守りながら確認したい場合は、全国各地で実施されている保健所無料匿名検査を活用するのが最も確実です。名前や住所を告げることなく、採血のみで受けることができます。なお、一部で導入されている即日検査の精度についても、本検査と同様に高い信頼性を誇りますが、偽陽性(実際には感染していないのに陽性と判定される現象)を拾うスクリーニング設計となっているため、万が一「要確認検査」となった場合でも確定結果が出るまで過度に動揺しない心がまえが求められます。