ハッピーセットを巡るファンの間で長年語り継がれているテクニックが「識別番号による種類の事前判別」です。通常、ハッピーセットのおもちゃが入った外袋の右下や裏面には、4桁の英数字や製造ロットを示す刻印が印字されており、これを確認することで開封前にどのおもちゃが入っているか判別できるケースが多く存在します。
しかし、このハッピーセットキティ識別番号の見分け方については、ネット上で多くの誤解とデマが飛び交いました。調査報道として取材・検証した結果、明らかになった真実は以下の通りです。
キティのぬいぐるみ全50種においては、袋の裏面に「CBG-0123」といった形式の英数字が印字されていたものの、この番号は「ぬいぐるみの個別デザイン」を1対1で特定する番号ではなく、製造工場・生産時期・大枠の製造ロットを示す記号に過ぎませんでした。第1弾の期間中、同じ識別番号が振られた袋から全く異なるキティ(マクドナルド限定ユニフォームキティと、ノーマルのレトロキティなど)が出現する事例が多数確認されています。
ネット掲示板やまとめサイトでは「末尾2桁が〇〇ならウェディングキティ確定」といった不正確な情報が出回り、店舗のレジ前で店員に対して「番号を選ばせてほしい」「袋を見せて確認させろ」と理不尽に要求するカスタマーハラスメントまがいのトラブルが多発しました。マクドナルドの規定において、ハッピーセットのおもちゃはクルーがランダムに手渡す運用となっており、客側が選ぶことはできません。識別番号による判別神話は、過熱した収集熱が生み出した代表的な都市伝説であったと言えます。