蒸しパンのクオリティを決定づけるのは、火加減や配合だけではない。どの蒸籠を選ぶかという道具の選定から勝負は始まっている。中華街の老舗として名高い「照宝」の職人たちが語るように、材質によって内部の蒸気循環と吸湿性は驚くほど異なる。
初心者から愛好家まで圧倒的な支持を集めるのが杉や竹の蒸籠だ。適度に蒸気を逃がしつつ内部の温度を一定に保つため、中華料理の点心はもちろん、繊細な蒸しパンの生地を優しく包み込む。サイズとしては、一般的な21センチから24センチの直径が最も汎用性が高い。大きめのココットやマフィンカップを3〜4個同時に並べることができ、家族分の朝食を一度に仕上げる熱効率の良さを誇る。