学生や公募チャレンジャーにとって、提出規定の違反は一発失格を意味する最も手痛いミスだ。特に毎年多くの児童生徒が挑む青少年読書感想文全国コンクールでは、「本文の文字数」ではなく「原稿用紙の枚数(○枚以上○枚以内)」が厳密に定められている。文部科学省の学習指導要領に準拠したフォーマットでは、題名や氏名の配置、段落冒頭の1文字下げといった基本作法が採点基準に直結する。
ここで最大の落とし穴となるのが「改行と会話文」の処理である。セリフを際立たせようと頻繁に改行を繰り返すと、マス目は埋まらないまま行数だけが消費され、中身の薄いスカスカな原稿になってしまう。審査員は余白の多さを瞬時に見抜く。「○枚ぴったり」を狙うあまり、最後の1行だけが次ページにはみ出したり、逆に指定枚数の8割に満たなかったりすれば、内容の優劣を論じる前に減点対象となる。規定を満たす極意は、実文字数にして「指定枚数×330字前後」を目安に構成を組み立てることにある。