山本亮太という演者が今なおファンを惹きつけて離さない最大の要因は、培われた圧倒的な身体能力とダンスの真贋にあります。2001年のジャニーズ事務所入所以来、約20年間にわたり Jr. の第一線に君臨し続けたキャリアは伊達ではありません。
堂本光一が座長を務めるメガヒットミュージカル『Endless SHOCK』や、滝沢秀明が手掛けた『滝沢歌舞伎』など、極めて高いフィジカルとアクロバットが要求される最前線の舞台において、山本亮太は長年バックダンサー以上の重要ポジションを任されてきました。小柄な体躯を微塵も感じさせないダイナミックな跳躍、指先のミリ単位まで神経が行き届いたステップ、重力を感じさせないターンは、共演者や振付師からも「Jr.の中でダンスの精度はずば抜けている」と常に絶賛されていた技術です。
2008年に結成された実力派ユニット「They武道」、そしてそのスピリットを継承した「宇宙Six」。デビュー組のツアーバックにつけば主役を喰うほどの輝きを放ち、「職人」と称されたその圧倒的な舞台経験こそが、大手事務所の後ろ盾をすべて失った後でも一人のパフォーマーとして生き残るための最大の武器となっています。