近年、若年層や長時間の語らいを好む層を中心に話題を集めているのが、時間無制限の飲み放題居酒屋です。終電まで何時間滞在しても定額という触れ込みは極めて魅力的に響きますが、ここにもビジネスモデル特有の前提条件が存在します。
時間無制限を導入している店舗の多くは、平日の空席対策としてこのプランを運用しており、週末や祝前日は利用不可、あるいは「金曜日は最大3時間まで」といった制限が小さく注記されています。さらに、席料(チャージ料)が高めに設定されていたり、1時間ごとに1品以上のフード注文を義務付ける「時間連動型ワンオーダー制」を採用しているケースも存在します。時間を気にせず過ごせる精神的解放感はあるものの、最終的な会計額が通常の2時間飲み会と変わらない、あるいはそれ以上になる構造を理解しておく必要があります。
また、集客サイトで見かける居酒屋飲み放題クーポン割引にも注意が必要です。「飲み放題1,980円がクーポン利用で980円」という大幅な値引きアピールは強力ですが、詳細条件を精読すると「ビール・日本酒・果実酒はすべて別料金のプレミアムプラン(+500円〜800円)への移行が必要」であったり、「金・土・祝前日は利用不可、または別途週末料金+500円」といった免責事項が積み重なり、最終的な支払額は通常価格と大差ない着地点に設定されている事例が多々見受けられます。
ネット上の情報を鵜呑みにせず、クーポンの適用条件や除外日、追加料金の有無を事前にスクショなどで把握しておく姿勢が、会計時のトラブルを防ぐ決定打となります。