きりみちゃんという異色の存在がどのようにして誕生したのか、その原点を振り返るには2013年秋に開催されたサンリオの社運を賭けた企画「食べキャラ総選挙〜食うか食われるか真剣勝負!〜」に遡る必要があります。
当時のサンリオといえば、ハローキティやマイメロディに代表される「王道ファンシー」のイメージが盤石でした。その強固なブランドイメージを打破すべく、一般公募・Web投票形式で立ち上げられた同選挙において、きりみちゃんは見事グランプリ(第1位)を獲得。同時期にエントリーしていた「ぐでたま」などの強力なライバルを退け、2014年春に本格的なメジャーデビューを勝ち取ったのです。
ここで改めて、公式設定に基づく詳細なきりみちゃん プロフィールを整理します。
- モチーフ:鮭の切り身(シャケ)
- 誕生の理念:「切り身にされた瞬間、おいしく食べてもらいたい…という想いで産まれてきた」
- 使命:食卓に寄り添うパートナーとして、人々に美味しく食べてもらうこと
- 誕生日:8月31日(野菜の日。野菜と一緒に美味しく食べてほしいという食育の意味合いも内包)
- 性格:明るく前向き、ちょっぴり切ない自己犠牲の精神を宿した健気なキャラクター
また、きりみちゃんの魅力は単体にとどまりません。物語を豊かに彩るきりみちゃん 仲間 キャラクターたちの存在も秀逸です。親友の「タイくん」や知性派の「サバくん」、女子力の高い「かまぼこちゃん」、肉類から参戦した「ロースちゃん」や高級志向の「シャトーブリアンくん」、さらには愛嬌あふれる「たくわんわん」など、スーパーの生鮮食品売り場をそのままデフォルメしたような重厚なエコシステムが構築されています。