石原さとみのフェイスラインの秘密として、本人がテレビのトーク番組などで明言し、美容業界を騒然とさせたのが「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」へのこだわりです。彼女は「あごのラインを綺麗に出すには、首の筋(胸鎖乳突筋)が出ていないといけない。そして、ここを引っ張り出すためには背筋を鍛える必要がある」と語りました。
胸鎖乳突筋とは、耳の後ろ(乳様突起)から鎖骨・胸骨へと斜めに走る太い筋肉です。ここが浮き出ていると首が細く長く見え、下あごとの間に深い影が生まれてフェイスラインが鮮明になります。石原さとみが実践したフェイスライン筋トレの要点を整理すると、以下の3つのステップに集約されます。
第一に、背筋の強化です。背中の中央にある広背筋や菱形筋を鍛えることで肩甲骨が正しい位置に収まり、巻き肩が解消されます。背中側の筋肉が下方向に引っ張られることで、連動して胸鎖乳突筋が前にピンと張り出す土台が完成します。
第二に、広頸筋(こうけいきん)と首筋のストレッチです。首の前側から胸にかけて広がる広頸筋が縮むと、あご下のお肉が下垂して二重あごの原因になります。日常的に上を向いて首筋を伸ばし、舌を上顎に密着させるトレーニング(ミューイング)を組み合わせることで、あご下のたるみを根本から予防します。
第三に、小顔マッサージによるリンパ流しです。耳の下にある耳下腺リンパ節から鎖骨に向かって老廃物を流すことで、むくみを徹底的に排除。石原さとみの美容法は、単に皮膚表面をケアするのではなく、筋肉と骨格の力学を正しく利用した極めて機能的なアプローチといえます。