改札を抜けて一歩街へ出れば、ほのかに潮の香りが漂うような錯覚を覚える。新潟駅周辺では今、港直送の海鮮居酒屋がしのぎを削り、連日大盛況だ。獲れたての南蛮エビや身の締まった日本海産ヒラメが、木桶に盛られてテーブルを彩る。現地を取材すると、既存の居酒屋像を覆す徹底した鮮度管理への情熱が見えてきた。
店主たちが口を揃えるのは「競り落ちてからテーブルまでの時間短縮」だ。新潟県漁業協同組合連合会との強固なパイプを持つ店舗では、セリの現場から直接トラックを走らせ、開店直前に仕込みを完了させる。地産地消の絶品グルメと厳選日本酒を堪能するなら、まさに今こそこのエリアを訪れるべき好機といえる。