ゆうちょ銀行の定額貯金に関して、マネー情報通の間で長年語り継がれている代表的な裏ワザが「分割預け入れ」と「半年複利の据置活用」です。一般的な銀行の定期預金は、預入時に定めた期間(1年、3年、5年など)が満期を迎えるまで原則として引き出すことができず、中途解約するとペナルティとして極端に低い中途解約利率が適用されます。しかし、定額貯金はまったく異なる設計思想を持っています。
定額貯金は、預入日から据置期間 6ヶ月を経過すれば、以降最長10年の満期までいつでもペナルティなしで一部または全額を解約可能です。さらに計算方法は単利ではなく「半年複利」が採用されており、6ヶ月ごとに利息が元本に組み入れられていきます。この基本構造を最大活用するための2大テクニックが以下の手法です。
第1の裏ワザである「分割預け入れ」は、例えば100万円のまとまった余裕資金がある場合、100万円を1口で預けるのではなく、「10万円×10口」や「20万円×5口」のように複数の証書(通帳内の明細)に小分けして預け入れる手法です。これを行っておくことで、将来急に10万円の現金が必要になった際も、1口分(10万円)だけを解約すれば済み、残りの90万円は高い利率と半年複利の効果を維持したまま10年満期まで運用し続けることができます。
第2の裏ワザは「金利上昇局面における機動的な預け替え」です。預入時の金利が適用され続ける固定金利型の特性を逆手に取り、ゆうちょ銀行が金利改定を実施した直後に、据置期間6ヶ月を過ぎた過去の低金利な定額貯金を解約し、新利率の定額貯金へ預け直すことで、ノーリスクで利回り水準を最新レートへと引き上げることが可能です。