鳥よけ工事を申し込む際、最初の関門となるのが「どの事業者に連絡すべきか」という点です。道路脇に立つ電柱には、主に一般送配電事業者(東京電力パワーグリッド、関西電力送配電など)が所有する「電力柱」と、NTT東日本・NTT西日本が所有する「通信柱」が存在します。
見極めの決定打となるのが、電柱の地上から2〜3メートルの高さに巻き付けられている電柱番号プレート(標識札)の確認です。プレートに電力会社名(「東電」「関電」など)が上段にあれば電力柱、NTTの表記が上段にあれば通信柱と判断できます。電線が複数段に張られている場合、最上段の高圧線は電力会社、下段の細いケーブル群はNTTやケーブルテレビ会社が管理しています。
申請時には、このプレートに記載された「地名コードと電柱番号」を控えておくことで、窓口でのやり取りが劇的にスムーズになります。各主要事業者の具体的な連絡手段は次の通り整理されています。
- 東京電力エリア(東京電力パワーグリッド):公式サイトの専用Web申込みフォーム、またはカスタマーセンター(チャット・電話)から「電線の鳥害対策依頼」を受け付けています。
- 関西電力エリア(関西電力送配電):LINE公式アカウントのチャット窓口やWeb問い合わせフォームより、電柱番号と現地写真を添付して24時間いつでも工事申請が可能です。
- NTT東日本・NTT西日本:電話窓口(NTT設備不備受付窓口)や公式Webサイトの設備補修受付から、通信ケーブルへの防鳥器具設置を依頼できます。
- 共架柱(共同利用電柱)の場合:電力柱にNTTの線が共架されている場合、鳥が止まっている対象の線がどちらの持ち物かにより担当窓口が分かれますが、迷った際は上段の電力会社へ連絡すれば現場調査時に適切な振り分けが行われます。