煌びやかなステージに立つ現在の姿からは想像もつかないが、彼の幼少期は決して裕福なものではなかった。両親の離婚により、母親は女手一つで紫耀と莉玖の兄弟を育てることになった。昼夜を問わず複数の仕事を掛け持ちし、体を粉にして働く母親の背中を見て、彼は育った。
「母ちゃんを楽にさせてあげたい」。幼い頃から抱き続けてきたその思いこそが、彼がエンターテインメントの世界で死に物狂いで努力を重ねる原動力となった。極貧時代のエピソードとして、クリスマスプレゼントが用意できず、代わりにカブトムシの形をしたお菓子が置いてあったという笑い話も、今となっては二人の絆の深さを物語る象徴的なエピソードだ。