神宮球場に向かう際、民間の気象アプリによる「明治神宮野球場のピンポイント天気」や「1時間ごとの降水量推移」を確認することは基本です。しかし、さらに一歩進んだ判断を行うためには、リアルタイムの雨雲レーダーと風向き・風速の組み合わせに注目する必要があります。
都心特有のヒートアイランド現象やゲリラ豪雨が発生しやすい夏季(7月〜9月)は、西側の多摩・神奈川方面から急速に発達した積乱雲が東進してくるケースが多発します。気象庁やウェザーニュース等の降水ナウキャストを活用し、「何時何分に球場上空へ雨雲がかかるか」「赤色や黄色の強いエコーが含まれているか」を把握することで、試合中断のタイミングや移動の判断を先回りして下すことが可能です。
さらに見落とされがちなのが「風」の影響です。神宮球場は周辺に明治神宮外苑の緑地が広がり、南西からの風が吹き抜けやすい地形にあります。風速が毎秒5メートル以上になると、雨が横殴りとなり、バックネット裏上段のわずかな屋根下エリアであっても容赦なく雨粒が吹き込みます。風向きと風速を把握しておくことは、打球の飛距離予測だけでなく、着衣の防水性能や体感温度の維持計画においても決定的な指標となります。