坂口杏里さんの実父は、バブル経済絶頂期に名を馳せた実業家の田山恒彦(たやま つねひこ)氏です。芸能界の第一線で清純派女優として絶大な人気を誇っていた坂口良子さんと田山氏が出会ったのは1980年代半ばのことでした。当時、田山氏は不動産会社「本州建物」などの幹部や関連会社の社長を務め、ゴルフ場開発や都市開発事業を精力的に手掛けるやり手の実業家として知られていました。
2人は1986年に結婚。人気絶頂のトップ女優と時代の波に乗る青年実業家のゴールインは、芸能メディアでも華々しいセレブ婚として祝福されました。その後、1989年には長男の直彦さんが誕生し、1991年3月には長女である杏里さんが誕生します。都内の一等地に豪邸を構え、絵に描いたような幸せなセレブリティ一家としてスタートを切ったはずの家庭でした。しかし、この華麗な生活を支えていた基盤は、日本のバブル景気という砂上の楼閣の上に成り立っていたのです。