小倉前監督の魂を受け継ぎ、2026年4月1日付で監督に就任したのが三木有造(みき ゆうぞう)監督です。三木監督は日大三高のOBであり、現役時代からチームの構造を熟知する人物。小倉体制下では長年にわたり部長やコーチを務め、作戦面の立案や選手のメンタルケアを一手に応援してきた「勝手知ったる名参謀」でした。
その手腕は就任直後から遺憾なく発揮されました。監督就任からわずか数か月後の2026年夏、西東京大会を圧倒的な集中力で勝ち抜いて見事に甲子園出場を果たし、全国の舞台でもベスト16(3回戦進出)へと躍進。名将勇退直後のプレッシャーを跳ね返し、三木体制の盤石さを天下に知らしめました。
三木監督が推し進める新時代の野球は、日大三高伝統の「バットを強く振る攻撃力」をベースにしながらも、より緻密な状況判断と守備・投手力の最適化を図るハイブリッド型です。相手バッテリーの配球傾向や打球方向のデータを徹底分析し、従来の力勝負に加えて機動力や配球の妙を巧みに組み込む戦術眼が高く評価されています。激戦が続く西東京大会において、東海大菅生や早稲田実業、国学院久我山といったライバル校と激突する中でも、常に安定した試合運びを見せています。