逗子海岸花火大会は、神奈川県内の花火大会の中でもいち早く開催されることで知られ、例年5月下旬から6月上旬の平日(木曜日または金曜日)に開催される傾向があります。週末ではなく平日の夕暮れ時に開催されるのは、近隣住民の生活導線への配慮や安全確保を目的とした運営側の緻密な設計によるものです。
打ち上げ場所は逗子海岸の沖合約300メートルに浮かぶ台船です。打ち上げ数は約7,000発と、関東の大規模大会と比較して極端に多いわけではないものの、約45分間という凝縮された時間枠の中で休みなく打ち上げられるため、体感的な密度と迫力はトップクラスを誇ります。
最大の見どころは、プログラム後半に展開される水中花火(水中孔雀)と、ラスト数分間に数千発を連射する圧巻のグランドフィナーレです。海上すれすれで半円状に開花する水中花火の閃光が波間に反射し、ラストには音楽と完全にシンクロした特大スターマインが夜空を埋め尽くします。浜辺全体が昼間のように明るくなる瞬間は、一度見ると忘れられない感動をもたらします。