踊り子たちの隊列の先頭を走り、重低音の音楽と熱狂的なMCで隊列を牽引するのが、巨大なトラックを改造した地方車(じかたしゃ)です。地方車は単なる音響車ではなく、各チームの世界観を表現する動く芸術品でもあります。
しかし、何でも自由に作れるわけではありません。よさこい祭り地方車のルールでは、全長や全幅、全高の制限が道路運送車両法や警察の道路使用許可に沿って細かく定められています。さらに、発電機の容量、音響の最大音量、装飾物の落下防止措置など、安全運行のための厳格な車検をパスしなければ運行できません。
数百万〜千万円単位の費用をかけ、照明や電飾、スモークマシンを搭載した地方車が夜の追手筋を照らし出す光景は圧巻の一言。ドライバーと音響オペレーター、先導スタッフの阿吽の呼吸が、踊り子のテンションを極限まで引き上げています。