メディアでは「ホスト狂いの若い女性」という側面ばかりが強調されがちですが、実際に路上に立っていた女性たちの年齢層は10代後半から40代・50代までと極めて幅広いのが実態です。
取材で見えてくるのは、家庭内暴力(DV)や虐待から逃れて新宿に行き着いた若年層、派遣切りや非正規雇用の不安定さから家賃を払えなくなった単身女性、そして精神疾患を抱え福祉の網からこぼれ落ちてしまった人々の姿です。共通しているのは、「頼れる身内や相談相手が誰一人いない」という強烈な孤立感でした。
彼女たちにとって大久保公園は、危険な搾取の場であると同時に、同じ境遇の仲間が集まり、飢えや路上生活をしのぐための切迫した生存の現場でもあったのです。