連載初期において、月島は「嫌味で協調性のない皮肉屋」として読者からの好感度が決して高くはありませんでした。しかし物語が進むにつれて人気投票でも常に最上位を争う人気キャラクターへと定着した背景には、明確なかっこいい理由が存在します。
ネット上やファンのコミュニティでは長年、「月島は天才肌なのか、努力型なのか」という議論が交わされてきました。結論として、月島は「圧倒的な知性で自らの限界を補う究極のリアリスト」です。日向や影山のような超人的な身体能力や天性のセンスを持たない自覚があるからこそ、相手セッターの癖を観察し、スパイカーの視線を読み、味方レシーバーのコースを空けるための「1インチの駆け引き」を徹底する姿が、大人の読者層から絶大な支持を集めています。
また、熱血漢ばかりのスポーツ漫画において、「傷つくのが怖い」「斜に構えてしまう」という誰もが抱える等身大の弱さをさらけ出し、それを泥臭く克服していく人間臭いプロセスこそが、彼を唯一無二の魅力的なキャラクターへと押し上げた本質です。