尿が少し溜まるだけで、下腹部に刺すような痛みが走る。まるでガラスの破片が中で擦れているかのような異物感。夜間も幾度となく目が覚め、睡眠不足から精神的に追い詰められていく。間質性膀胱炎(ハンナ型・非ハンナ型)は、膀胱の粘膜組織に原因不明の慢性的な炎症や潰瘍が生じる疾患だ。
一般的に知られる「急性膀胱炎」とは根本的に病態が異なる。大腸菌などの細菌感染が原因の急性膀胱炎は、抗菌薬の服用で比較的速やかに改善する。しかし間質性膀胱炎は検査をしても細菌が一切検出されず、原因不明のまま過酷な症状が慢性化する。特に女性の患者が多いとされるが、その苦痛は生活のあらゆる質を低下させる。