2015年3月、週刊誌のスクープ写真が永田町を爆風のごとく襲った。東京都内の路上で繰り広げられた逢瀬の様子が鮮明なカラー写真で捉えられ、瞬く間にワイドショーのトップニュースへと躍り出たのである。渦中の人物となったのは、当時農林水産政務官を務めていた中川郁子氏と、同じ自民党の門博文衆院議員(当時)だった。
政治家のスキャンダル自体は珍しいものではない。しかし、政務官という閣外相応の要職に就く現職議員が、白昼の路上で抱き合う姿が白日の下に晒された例は極めて異例だった。野党からの追及はもちろん、与党内からも「緊張感が欠けている」「職務への誠実さに疑問符がつく」との厳しい批判が相次ぎ、国会審議にも大きな影を落とす結果となった。