サステナビリティや環境問題が声高に叫ばれる遥か前から、彼女の料理は「エコ」そのものだった。皮をむかない、根っこも使う、余った野菜は全部スープに放り込む。食材を無駄にしない精神は、彼女の家庭で育まれた生活の知恵そのものである。
代表作「まるごとキャベツのどっかん煮」のように、見た目のインパクト以上に「食材の旨みをまるごと引き出す」合理的なロジックが貫かれている。地球環境への負荷を減らしつつ、家計にも優しく、しかも調理時間を劇的に短縮する。SDGsという言葉が広まるずっと前から、彼女は時代の一歩先を走り続けていたのだ。