ヒット作を連発する映画産業において、マンガ原作のキャラクターを現実世界に立ち現せさせる実写映画の現場は、役者の骨格が試される厳しい場でもある。その中で彼女が唯一無二のポジションを確立した背景には、二次元から飛び出したかのような頭身バランスがある。
映画『キングダム』で演じた河了貂(かりょうてん)役の衣装を思い出してほしい。頭部を大きく覆う鳥の着ぐるみ風の被り物は、生身の俳優が着けると頭重感が目立ち、スタイルが崩れやすい構造だ。しかし彼女が着用すると、首元から全体のシルエットが見事な黄金比に収まる。また、映画『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』の四宮かぐや役で見せた黒髪ストレートスタイルも、顔の小ささとパーツの鮮烈さが相乗効果を生み、スクリーン狭しと圧倒的な存在感を放っていた。