世論の批判を受け、Appleなどの巨大テック企業は「スクリーンタイム」機能をはじめとするデジタルウェルビーイングの管理ツールを提供し始めた。しかし、画面を見つめる時間をグラフ化して提示するだけの機能が、抜本的な解決策になり得るだろうか。
数字を確認したところで、射幸心を煽るアプリケーションの根幹設計は変わらない。むしろ「今日は使用時間が少なかった」という一時的な安堵が、次の衝動的なスクロールを免罪する口実になりかねない。テクノロジー企業が自己責任論の枠組みで提示するセルフコントロール機能には、根本的な限界が存在している。