白馬の変革は、単なる民間開発の賜物ではない。一般社団法人白馬村観光局を中心に、地域全体が環境保護と観光振興の両立に舵を切ったことが大きい。白馬村の観光振興に深く関わってきた丸山俊郎氏をはじめとする地元リーダーたちは、持続可能な山岳エコリゾートの国際基準を見据えたまちづくりを推し進めてきた。
プラスチックごみの削減や地産地消のエネルギー活用など、エコツーリズムの哲学が各グランピング施設にも浸透している。大自然を消費するのではなく、自然の循環に身を委ねて癒やされる。その明確なビジョンがあるからこそ、白馬の滞在体験には安っぽさが一切ない。