『すごいよ!!マサルさん』という作品において、メソの立ち位置はきわめて特殊だ。物語の中心であるヒゲ部(後のセクシーコマンドー部)において、キャプテンの花中島マサルはメソを溺愛し、時に奇行のダシとして利用する。マサルによって「メソ」と名付けられた(本名はペソなど諸説あり)彼は、部員たちのカオスな日常における「ツッコミ役」であり、同時に最大の「ボケの引き金」でもあった。
セクシーコマンドー部の部室にメソが座っているだけで、空間の狂気が一段と引き締まる。マサルの常軌を逸した言動に対し、メソが見せる無言の圧力や哀愁を帯びた表情は、読者の笑いのツボを的確に刺激した。奇想天外な格闘技「セクシーコマンドー」の修行風景においても、メソは時に被害者となり、時に傍観者として冷ややかな視線を送る。この絶妙なディスタンス感こそが、部活動という狭い空間でのギャグのテンポを爆発的に高めていた。