作中で誰よりも戸塚彩加の魔力に当てられているのが、主人公の比企谷八幡です。普段は冷笑的で人間不信を拗らせている八幡が、戸塚を前にした瞬間にだけは「だが男だ」「もうあいつが女の子でいいんじゃないかな」と激しい葛藤に苛まれ、脳内で結婚生活までシミュレーションしてしまう一連の流れは作品屈指の名物描写となりました。
アニメ第1期から第3期にかけて描かれた数々の名シーンは、ファンの間でも語り草です。テニスコートで汗を拭う姿、八幡の手を両手で握りしめて微笑む瞬間、さらには林間学校でのサウナ・入浴シーンなど、八幡の視点を通したカメラワークは、メインヒロインたち以上に妖艶かつドラマチックに描かれました。八幡が思わず「可愛い」と声に出して漏らしてしまうほどの破壊力は、視聴者の共感を誘ってやみません。