かつてコインゲームやクレーンゲームが整然と並んでいたアミューズメントエリアも、劇的な変容を遂げている。目立つのは、最新のVR機器を備えた対戦型eスポーツブースと、昭和・平成の熱気を再現したレトロゲームコーナーの共存だ。
Z世代の中高生グループが高速通信回線を駆使したチームバトルに熱中するすぐ隣で、往年の名作アーケードゲームに興じるシニア層の姿がある。世代ごとの「熱狂」が同じ空間で混ざり合う光景は、現代の商業施設としては非常に珍しい。フロア設計の巧みさが、異なるターゲット層の回遊性を生み出している。