手軽に始められる反面、医学的なリスクにも十分な配慮が必要です。糖質制限の危険性と注意点として、特に食物繊維の不足に伴う「便秘・腸内環境の悪化」や、脂質の過剰摂取による「LDLコレステロール値の急上昇」が指摘されています。
炭水化物をカットすると、穀物から摂取していた食物繊維も同時に失われます。これを防ぐには、海藻類やきのこ類、オオバコ(サイリウム)などを意識的に補う必要があります。また、糖尿病治療中の方や腎機能に懸念がある方が自己判断で極端な糖質制限を行うと、低血糖発作や腎機能低下を招く恐れがあるため、必ず主治医の指導のもとで実施してください。
【プロの結論】糖質制限が向いている人・慎重になるべき人の判断基準
ライフスタイルや身体組成によって、糖質制限の向き不向きは明確に分かれます。自身の状況と照らし合わせて選択することが不可欠です。
【糖質制限が向いている人】
・デスクワーク中心で日中の活動量が比較的少ない人
・食後の急激な眠気や倦怠感に悩まされている人
・肉や魚、卵などのタンパク質メニューが好物な人
【糖質制限に慎重になるべき人】
・高強度の筋力トレーニングや持久系スポーツを日常的に行う人
・過去に極端な食事制限で過食・摂食障害傾向を経験した人
・会食や外食の機会が多く、メニュー選択の自由度が低い人