「自分は騙されない」と思っていても、巧妙な手口の前に判断力を失ってしまう人が少なくありません。見せ合いの罠に陥ってしまう背景には、SNS特有の心理的な要因が絡み合っています。
第一に、「相手が先に写真を送ってきたから断りにくい」という返報性の心理です。相手が無防備な姿を見せてくれたと錯覚し、こちらも応じなければ不誠実だと感じてしまいます。第二に、深夜の時間帯など理性が鈍りやすいタイミングを狙われる点です。孤独感や承認欲求を優しく肯定される対話を通じて、短時間で過度な信頼関係を築かされてしまいます。
さらに、「顔が写っていなければ特定されないだろう」という油断も禁物です。部屋の壁紙、シーツの柄、家具の配置、ほくろや体格の特徴などから、周囲の人間には容易に本人だと特定されてしまうケースが多発しています。