5両化の合理性が語られる一方で、毎日の通勤・通学で利用する乗客にとって最大の懸念は「物理的に1両減ることで、朝夕のラッシュが地獄絵図になるのではないか」という点です。SNSやネット掲示板上では、発表直後から様々な意見が飛び交いました。
ネット上の反応を見ると、「ただでさえ朝の柏方面や大宮行きは混んでいるのに、5両になったら積み残しが出るのではないか」「実質的なサービスダウンでは」といった不安と反発の声が目立ちました。特に、つくばエクスプレスとの乗換駅である流山おおたかの森駅や、JR線と接続する柏駅・船橋駅周辺の利用者からは切実な意見が寄せられています。
では、実際の混雑状況はどうなっているのでしょうか。現地調査およびデータ分析によると、朝ラッシュの最混雑時間帯(7時30分〜8時30分頃)において、大宮方面行きの北大宮〜大宮間や、船橋方面行きの新船橋〜船橋間など、特定区間での混雑率は一時的に上昇傾向を見せます。しかし、東武鉄道側も手をこまねいているわけではありません。
ドア付近のスペース拡張や座席形状の見直しによる乗降のスムーズ化、さらにはピーク前後への乗車分散を促す施策や臨時的な運用調整により、極端な遅延や危険な過密状態の発生を抑え込む取り組みが続けられています。利用者の体感としては「確かに以前より詰まっている感覚はあるが、運行本数が保たれているため許容範囲」という評価へと徐々にシフトしつつあります。