かつて安価な日用品の代名詞だった100円ショップは、いまや機能美と洗練されたプロダクトデザインを競う激戦区と化した。この100円ショップ業界を牽引するのが、業界最大手の株式会社大創産業 (DAISO)、洗練されたデザイン性で圧倒的な支持を集める株式会社セリア (Seria)、そして独自のユニークな商品企画で根強いファンを持つ株式会社キャンドゥ (Can Do)の3大チェーンだ。
各社がしのぎを削る背景には、テレワーク / ホームオフィス需要の質的な変化がある。自宅での作業環境を一時的な仮住まいではなく「生産性を生み出す拠点」として捉え直すビジネスパーソンが増加した。これに応えるように、各チェーンの開発チームはオフィス什器顔負けのモジュール設計や、空間のノイズを減らすマット調のカラーパレットを積極的に採用している。